「探偵へ依頼すると費用がかかるため、まずは自分で調べたい」
「スマートフォンや車を確認すれば、浮気しているか分かるのでは?」
配偶者の行動に不安を感じたとき、 自分で尾行したり、スマートフォンを確認したり したくなるかもしれません。
少しでも早く事実を知りたいと思うのは、 自然なことです。
しかし、自分で行う浮気調査には、 対象者に気付かれる、交通事故を起こす、 当事者間のトラブルが大きくなる、 法律上の問題が生じるなどのリスクがあります。
また、配偶者であっても、 他人のアカウントへ無断でログインしたり、 管理されている敷地へ許可なく入ったりしてよいとは限りません。
大切なのは、 「自分で調べてもよいか」と大きくまとめて考えるのではなく、 どのような方法で、何を確認するのかを 分けて考えることです。
この記事では、自分で浮気調査をするリスク、 避けたい行動、安全な範囲で整理できる情報を 分かりやすくお伝えします。
この記事の結論
自分で浮気調査をすることが、 すべて違法になるわけではありません。
自分が日常生活の中で実際に確認した出来事をメモしたり、 手元に正当にある資料を整理したりすることは、 探偵や弁護士へ相談するときの準備になります。
- 帰宅した時刻
- 外出した日
- 本人から受けた説明
- 自分宛てに届いたメッセージ
- 自分が実際に見た出来事
- 手元にある写真やレシート
- 一般公開されているSNSの投稿
- 行動の変化をまとめた時系列メモ
一方で、次のような行動は避けましょう。
- 他人のIDやパスワードを使ってログインする
- スマートフォンのロックを無理に解除する
- GPS機器や紛失防止タグを無断で取り付ける
- 車や自転車を使って危険な尾行をする
- 他人が管理する住宅や敷地へ無断で入る
- 自宅や勤務先付近で繰り返し待ち伏せする
- 私的・性的な場面をひそかに撮影する
- 浮気相手と思われる方へ押しかける
- 勤務先や知人へ浮気を断定して聞き回る
- 集めた写真や個人情報をSNSへ掲載する
自分で浮気調査をするときは、 証拠を増やすことより、危険な行動を避け、 現在分かっている事実を正確に整理することが大切です。
自分で浮気調査をすることは違法?
自分で確認する行為がすべて違法になるわけではない
日常生活の中で確認した帰宅時間や、 本人から受けた説明をメモすることまで、 一律に禁止されているわけではありません。
- 配偶者が帰宅した時刻
- 配偶者から聞いた外出理由
- 自分宛てに届いたメッセージ
- 自分が同席して確認した出来事
- 自分が保管している予定表
- 自分が受け取ったレシート
- 一般公開されているホームページやSNS投稿
ただし、情報の内容だけでなく、 どのような方法で確認したのか も大切です。
同じメッセージでも、自分宛てに届いたものと、 他人のアカウントへ無断でログインして確認したものでは、 取得方法が異なります。
方法によって法律上の問題が生じる
| 行動 | 注意点 |
|---|---|
| 自宅で帰宅時刻をメモする | 日常生活で自分が確認した出来事を記録する |
| 自分宛てのメッセージを保存する | 元のメッセージを残して整理する |
| 公開されているSNS投稿を見る | なりすましや執拗な接触、拡散は避ける |
| 他人のアカウントへ無断ログインする | 不正アクセスの問題になる可能性がある |
| 他人の敷地へ入って撮影する | 住居侵入や建造物侵入などの問題になる可能性がある |
| GPSなどを無断で取り付ける | 目的や状況により法律上の問題になる可能性がある |
| 公道で対象者を追い続ける | 事故、交通違反、つきまといなどの問題につながる可能性がある |
「浮気を確認するため」という目的があっても、 どのような方法でも認められるわけではありません。
「配偶者だから自由に調べられる」とは限らない
夫婦であっても、それぞれが管理しているアカウント、 通信、端末、持ち物、位置情報などがあります。
- 端末や車の所有者
- サービスの契約者
- 日常的に管理・使用している方
- パスワードを共有した経緯
- 現在も利用を許可されているか
- 位置情報を取得する目的
- 確認を行った回数や期間
- 相手が拒否しているか
「夫婦だから大丈夫」 「自分名義だから大丈夫」と決めつけず、 迷う方法は実行前に弁護士や警察へ相談しましょう。
自分で浮気調査をする7つのリスク
- 対象者に気付かれる 顔や車を知られているため、尾行や張り込みが発覚しやすくなります。
- 事故や交通違反につながる 対象者だけに意識が向き、周囲の安全確認が不十分になるおそれがあります。
- 本人や相手とのトラブルが大きくなる その場で問い詰めたり、押しかけたりする可能性があります。
- 法律上の問題が生じる 無断ログイン、侵入、位置情報取得などが問題になる場合があります。
- 情報の正確さを判断しにくい 確認できた行動と、自分の推測が混ざりやすくなります。
- 元データを失ったり加工したりする 写真やメッセージの日時、前後の流れが分からなくなることがあります。
- 心身への負担が大きくなる 睡眠、仕事、家事など、日常生活へ影響する可能性があります。
1.対象者に気付かれる
配偶者は、普段からあなたの顔、車、 服装、歩き方などを知っています。
- 何度も同じ場所へ現れる
- 車で一定の距離を保ちながら追う
- 電車内で近くに立ち続ける
- 対象者へスマートフォンを向ける
- 対象者が止まるたびに自分も止まる
- 共通の知人へ次々と質問する
- 行き先を何度も確認する
対象者に気付かれると、 外出する曜日、移動方法、連絡手段などを 変えるかもしれません。
一度警戒されると、 その後の行動を確認しにくくなることがあります。
2.事故や交通違反につながる
- 対象車両ばかり見てしまう
- 信号が変わっても追いかける
- 無理な車線変更をする
- 急に停車する
- 駐車禁止の場所へ止める
- 自転車でスマートフォンを操作する
- 道路を確認せずに横断する
- 電車のドアへ無理に駆け込む
浮気を確認することより、 自分と周囲の方の安全が優先です。
3.本人や浮気相手とのトラブルが大きくなる
- その場で問い詰める
- 車や建物の前へ立つ
- 相手の自宅へ押しかける
- 大声で責める
- スマートフォンを取り上げる
- 写真を見せて回答を迫る
- 勤務先へ連絡する
- 相手の家族へ知らせる
接触した相手が、 浮気相手だとは限りません。
仕事関係者、友人、親族などを 取り違えている可能性もあります。
暴力や脅迫のおそれがある場合は、 自分で接触せず、警察や支援窓口へ相談してください。
4.法律上の問題が生じる
- 他人のアカウントへの不正アクセス
- 住宅や管理された敷地への無断立ち入り
- GPSや紛失防止タグによる位置情報の無承諾取得
- 繰り返しのつきまとい、待ち伏せ、見張り
- 私的・性的な場面のひそかな撮影
- 写真や個人情報の公開
- 名誉やプライバシーをめぐるトラブル
すべての尾行や位置確認が、 直ちに法律違反になるという意味ではありません。
ただし、 「浮気調査だから問題ない」と 自己判断することも避けましょう。
5.集めた情報の正確さを判断しにくい
- 同行者が誰なのか
- どのような関係なのか
- 二人だけの食事だったのか
- 仕事の打ち合わせなのか
- 店内で何があったのか
- 店を出たあとにどこへ行ったのか
配偶者が異性と飲食店へ入った。
二人は浮気している。
前者は確認した行動ですが、 後者には推測が含まれています。
6.元データを失ったり加工したりする
- スクリーンショットだけ残して元データを削除する
- 写真を大きく切り取る
- 撮影日時が見えない状態にする
- 写真へ文字や矢印を書き込む
- メッセージの前後を削除する
- ファイル名や作成日時を変更する
- SNSへ投稿して圧縮される
- 相手へ転送する
加工した資料と元データを分けて保管しましょう。
7.心身への負担が大きくなる
- 配偶者が外出するたびに後を追う
- 深夜まで帰宅を待つ
- 睡眠時間を削る
- 仕事や家事へ集中できない
- スマートフォンばかり確認する
- 一人で結果を受け止める
- 何も確認できないことで、さらに不安になる
調べることが生活の中心になっている場合は、 いったん行動を止めましょう。
やってはいけない・避けたい10の行動
- 他人のアカウントへ無断でログインする LINE、メール、SNSなどへ他人のIDやパスワードで入る行為です。
- スマートフォンのロックを無理に解除する パスコードの推測や、寝ている間の認証などは避けます。
- GPS機器や紛失防止タグを無断で取り付ける 車、かばん、衣類などへの無承諾の取り付けは避けます。
- 他人の住宅や私有地へ入る 住宅、駐車場、建物の管理区域などへ無断で入りません。
- 危険な尾行を続ける 信号無視、急な車線変更、無理な追跡をしてはいけません。
- 繰り返し待ち伏せや見張りをする 自宅や勤務先付近での反復した行動には注意が必要です。
- 私的・性的な場面をひそかに撮影する ホテルの室内、浴室、着替えなどの撮影は行いません。
- 浮気相手と思われる方へ直接接触する 自宅や勤務先への押しかけ、繰り返しの連絡を避けます。
- 勤務先や知人へ浮気を断定して聞き回る 確認できていない情報を周囲へ広めないことが大切です。
- 集めた写真や情報をSNSへ掲載する 顔、氏名、住所、勤務先、メッセージなどを公開しません。
1.他人のアカウントへ無断でログインする
- LINE
- メール
- SNS
- クラウドストレージ
- 写真共有サービス
- ネット通販
- 位置情報サービス
- 予約サービス
- 電子決済サービス
パスワードを知っていることと、 現在もログインする許可を受けていることは 同じではありません。
2.スマートフォンのロックを無理に解除する
- パスコードを推測して繰り返し入力する
- 寝ている間に指を使って認証する
- 顔を端末へ向けて認証する
- パスコード入力を盗み見る
- ロック解除用のソフトを使う
- データを別の端末へ勝手に転送する
- バックアップを無断で復元する
端末の名義、購入代金、家族間の共有状況だけでは、 法律上の問題を一律に判断できません。
無理なロック解除やデータ転送は行わず、 法律上の不安がある場合は弁護士へ相談しましょう。
3.GPS機器や紛失防止タグを無断で取り付ける
- 車
- 自転車
- かばん
- 上着
- 靴
- 持ち物
- 相手へ渡す物
- 子どもの持ち物を通じて相手の位置を知る方法
機器の名前だけで問題の有無を判断するのではなく、 誰の物へ、どのような目的で、 どのように取り付けるのかを考える必要があります。
GPSや紛失防止タグを取り付ける前に、 弁護士や警察へ相談しましょう。
4.他人の住宅や私有地へ入る
- 他人の住宅の敷地
- マンションの居住者専用部分
- 他人の庭
- 月極駐車場
- 建物の裏口
- 関係者以外立入禁止の場所
- ホテルや店舗の管理区域
- 近隣住宅の敷地
探偵業者にも、 調査を理由とした特別な立ち入り権限はありません。
5.危険な尾行を続ける
- 信号を無視する
- 制限速度を超えて追う
- 急な車線変更をする
- 無理な追い越しをする
- 路上へ急停車する
- 自転車でスマートフォンを操作する
- 電車へ無理に駆け込む
- 深夜に一人で知らない場所へ入る
- 対象者の車の前へ回り込む
対象者を見失った場合は、 無理に追わず、安全な場所で行動を止めましょう。
6.繰り返し待ち伏せや見張りをする
自宅、勤務先、学校、外出先などで、 繰り返し待ち伏せや見張りを続ける行為には 注意が必要です。
- 住居付近で長時間待つ
- 勤務先の出入口を繰り返し見張る
- 相手の進路へ立つ
- 相手の外出先へ何度も現れる
- 相手が拒否しているのに接近を続ける
行為の目的、回数、相手に与えた不安などによって 判断が変わるため、繰り返しの行動は避けましょう。
7.私的・性的な場面をひそかに撮影する
- ホテルの室内をのぞく
- 浴室や脱衣所を撮影する
- 着替えを撮影する
- 私的な場所へカメラを設置する
- 性的な場面を無断で録画する
浮気の事実を確かめるためであっても、 私的・性的な場面をひそかに撮影してはいけません。
8.浮気相手と思われる方へ直接接触する
- 自宅へ行く
- 電話を繰り返す
- SNSで連続して連絡する
- 勤務先へ押しかける
- 家族へ連絡する
- 写真を送り回答を求める
- 金銭の支払いを迫る
- 知人を通じて圧力をかける
相手を取り違えている可能性があります。
今後の話し合いや法的手続きに影響する場合もあるため、 接触する前に弁護士へ相談する方法があります。
9.勤務先や知人へ浮気を断定して聞き回る
- 勤務先へ「不倫していますよね」と連絡する
- 共通の知人へ写真を一斉送信する
- 取引先へ知らせる
- 相手の家族へ断定的に伝える
- SNSへ実名や勤務先を書く
- 地域の方へ聞き回る
確認できていないことを、 事実として周囲へ広めないことが大切です。
10.集めた写真や情報をSNSへ掲載する
- 対象者の顔
- 浮気相手と思われる方の顔
- 氏名
- 車のナンバー
- 自宅
- 勤務先
- 電話番号
- メッセージ画面
- 写真や動画
- 探偵の調査報告書
一度公開した情報は、転載、保存、拡散され、 完全に消すことが難しくなる可能性があります。
記録は公開するためではなく、 状況を整理して専門家へ相談するために保管しましょう。
GPS・紛失防止タグを使った調査で注意したいこと
衛星測位などを利用して、 機器の位置を確認するものがあります。
周辺の端末などを利用して、 持ち物の位置を確認する製品があります。
スマートフォンの設定やアプリを通じて 位置を共有する方法です。
カーナビ、車載サービス、 スマートフォンなどにも位置情報があります。
機器の名前だけで判断しない
- 誰が機器を所有しているか
- 誰の持ち物へ取り付けたか
- 相手の承諾があるか
- 何の目的で利用したか
- どのくらいの期間利用したか
- 何回位置情報を確認したか
- どのように取り付けたか
- 得た情報をどのように使ったか
紛失防止タグも自由に使えるわけではない
紛失防止タグは、本来、鍵、かばんなどの 紛失防止に使われるものです。
しかし、相手の承諾なく持ち物へ入れ、 行動を継続的に確認する使い方には注意が必要です。
自分名義の車でも一律には判断できない
- 日常的に誰が使用しているか
- 取り付けた場所
- 相手が位置情報取得を知っているか
- 位置情報を確認する目的
- 夫婦の別居状況
- 相手から拒否されているか
- 継続的に監視しているか
「自分の所有物だから大丈夫」 「夫婦の共有財産だから大丈夫」と自己判断せず、 取り付ける前に相談しましょう。
迷ったら取り付ける前に相談する
- 弁護士
- 警察の相談窓口
- 調査方法を具体的に説明できる探偵事務所
すでに取り付けている場合も、 そのまま利用を続けるのではなく、 今後の取り扱いを相談しましょう。
スマートフォンやLINEを確認するときの注意点
「画面が見えた」と「ログインした」を分ける
- 目の前に表示された通知が見えた
- 自分宛てのメッセージを確認した
- 家族の共有予定表を見た
- パスワードを入力してアカウントへ入った
- 別の端末からアカウントへログインした
- データを自分の端末へ転送した
- 相手になりすまして返信した
どこまで問題になるかは、 端末やアカウントの管理状況、利用許可、 確認方法などによって異なります。
パスワードを知っていても自由に使えるとは限らない
以前にパスワードを教えてもらっていた場合でも、 現在も自由にログインしてよいとは限りません。
また、パスワードを推測できた場合や、 端末に保存されていた場合でも、 利用許可があることにはなりません。
元データを改変しない
- メッセージを削除する
- 相手になりすまして返信する
- 連絡先を変更する
- アカウント設定を変更する
- パスワードを変更する
- 写真を投稿する
- メッセージを別の相手へ転送する
- 位置情報の共有設定を変更する
相手に気付かれるだけでなく、 元の状態が分からなくなる可能性があります。
法律上の利用は弁護士へ確認する
自分で確認したメッセージや写真が、 離婚や慰謝料請求などでどのように扱われるかは、 内容だけでなく取得方法や個別の事情によって変わります。
利用を考えている場合は、 自己判断せず弁護士へ相談しましょう。
自分で尾行するときに起こりやすい問題
対象者に顔や車を知られている
- 顔
- 歩き方
- 車
- 自転車
- 服装
- かばん
- 声
- スマートフォン
- 行動の癖
普段と違う服装をしても、 歩き方や車の特徴などから 気付かれる可能性があります。
感情的になりやすい
- その場で話しかける
- 泣いたり怒ったりする
- 写真を撮ることに集中できない
- 相手を追いかける
- 家族や知人へすぐ連絡する
- 対象者へ電話をかける
調査する側と当事者が同じため、 感情と行動を切り離しにくいことが、 自分で行う尾行の大きなリスクです。
複数の移動方法へ対応しにくい
- 徒歩から電車
- 電車からタクシー
- 車から徒歩
- 自転車から電車
- 複数の出入口がある建物
- 混雑した駅
- 遠方への移動
一人では安全確認が難しい
車を運転しながら、対象車両を見て、 道順を確認し、写真を撮影することは危険です。
徒歩の場合でも、対象者だけを見ていると、 信号、車、自転車、段差などへの注意が不足します。
尾行、撮影、運転を 一人で同時に行わないでください。
自分で安全に整理できる情報
帰宅時刻、外出時刻、 本人から受けた説明などです。
自分宛てのメッセージ、 自分が保管している書類などです。
公開SNSや会社・店舗の 公開ホームページなどです。
気になる日、確認したい内容、 希望予算などを整理します。
1.自分が実際に確認した出来事
- 帰宅した時刻
- 外出した時刻
- 本人から聞いた説明
- 約束との違い
- 自分が同席した場面
- 自分宛てに届いた連絡
- 普段との変化
7月10日午後11時に帰宅した。 本人は会社の飲み会だったと説明した。
2.手元に正当にある資料
- 自分宛てのメッセージ
- 自分が撮影した写真
- 自分の予定表
- 自分が保管している書類
- 自分が受け取ったレシート
- 自分名義の明細
- 自分で書いたメモ
自分が正当に確認できる範囲を超えて、 無理に新しい資料を集めないことが大切です。
3.公開されている情報
- 一般公開されているSNS投稿
- 公開されているプロフィール
- 会社のホームページ
- 店舗の公開情報
- 公開イベントの案内
公開情報であっても、 偽のアカウントで接触したり、 情報を周囲へ拡散したりすることは避けましょう。
4.行動の変化をまとめた時系列
| 日時 | 確認した事実 | 本人の説明 | 未確認のこと |
|---|---|---|---|
| 7月10日 23時 | 通常より3時間遅く帰宅 | 会社の飲み会 | 店名と参加者は不明 |
| 7月17日 9時 | 休日に一人で外出 | 買い物 | 行き先は未確認 |
| 7月20日 22時 | 電話に出なかった | 仕事中だった | 実際の退勤時刻は不明 |
「浮気していた」と断定するのではなく、 実際に確認できたことを書きます。
5.調査の目的と予算
- 何を確認したいか
- どの日を調べたいか
- どこから調査を始めたいか
- 何時間まで依頼したいか
- 希望する予算
- 支払える上限額
- 調査後に何を考えたいか
すべてを決める必要はありません。
「まず事実を確認したい」という段階でも相談できます。
自分で準備する情報は、 量より正確さが大切です。
確認できた事実、本人から受けた説明、 自分の推測、まだ分からないことを分けましょう。
危険な方法で新しい情報を集めるより、 現在持っている情報を整理する方が、 相談時に役立ちます。
自分で集めた情報は証拠になる?
すべての資料が同じように扱われるわけではない
- 写真
- 動画
- メッセージ
- レシート
- 明細
- 音声
- SNS投稿
- 時系列メモ
資料があるだけで、 法律上の不貞行為が認められたり、 慰謝料を請求できたりするとは限りません。
- 何が記録されているか
- いつの資料か
- 前後の流れが分かるか
- 誰が作成したか
- どのように取得したか
- 元データが残っているか
- 加工されていないか
- ほかの資料とつながっているか
一つの資料だけで断定しない
この写真があれば必ず慰謝料を請求できる。
このLINEだけで不貞行為を証明できる。
配偶者が撮影したものなら必ず使える。
相談時の参考資料になる可能性があります。 法律上の評価は弁護士へ確認します。
取得方法についても説明できるようにする
- いつ確認したか
- どこで確認したか
- 誰が保管していたか
- どのように取得したか
- 元データが残っているか
- 加工したか
- ほかの方へ送ったか
取得方法に不安がある場合は、 資料を公開したり相手へ見せたりせず、 弁護士へ相談しましょう。
自分で調査しない方がよいケース
- 対象者を尾行する必要がある
- 対象者が車で移動する
- 調査場所が遠方になる
- 深夜まで調査する可能性がある
- 対象者が周囲を警戒している
- 自分の顔や車を知られている
- 複数日にわたる調査が必要
- 写真や動画による行動記録が必要
- 対象者が頻繁に移動手段を変える
- 暴力や脅迫のおそれがある
- 自分の生活や体調へ影響が出ている
- 離婚や慰謝料などへの利用を考えている
- すでに本人や相手とトラブルになっている
- GPSや無断ログインなどの方法を考えている
暴力や脅迫のおそれがある場合は、 自分で証拠を集めることよりも、 安全な場所へ移動し、 警察や支援窓口へ相談することを優先してください。
自分で調べる場合と探偵へ依頼する場合の違い
| 比較項目 | 自分で確認する場合 | 探偵へ依頼する場合 |
|---|---|---|
| 費用 | 大きな依頼費用はかからない | 調査料金が必要 |
| 発覚リスク | 顔や車を知られている | 対象者と面識がない場合が多い |
| 安全管理 | 一人で判断することが多い | 調査計画や体制を事前に考える |
| 尾行・張り込み | 事故や発覚のリスクがある | 探偵業法やほかの法令を守る必要がある |
| 記録 | 感情や推測が混ざりやすい | 契約内容に応じて行動を時系列で記録する |
| 報告書 | 自分で資料を整理する | 契約内容に応じて作成される |
| 調査結果 | 必ず確認できるわけではない | 探偵でも結果は保証できない |
探偵業者も、 違法な方法で自由に調査できるわけではありません。
調査方法について質問したとき、 分かりやすく説明してくれるかを確認しましょう。
探偵へ相談するときに確認したいこと
- どのような調査方法を使いますか?
- 法律や安全面へどのように配慮しますか?
- 調査員は何人ですか?
- 車両は何台使いますか?
- GPSなどを使用しますか?
- 私有地へ入らずに調査しますか?
- 対象者を見失った場合はどうしますか?
- 調査中の連絡方法はどうなりますか?
- 追加調査の前に連絡がありますか?
- 写真や動画をどのように撮影しますか?
- 報告書へ何が記載されますか?
- 見積金額以外の追加料金はありますか?
- 調査を終了する条件は何ですか?
- 支払う可能性がある上限額はいくらですか?
すでに危険な方法で情報を集めてしまった場合
いったん行動を止める
- 他人のアカウントへのログイン
- GPSや紛失防止タグによる位置確認
- 待ち伏せや見張り
- 相手への連続した連絡
- 勤務先や知人への連絡
- 写真や情報の公開
新しい情報を増やすために、 行為を続けないことが大切です。
データを公開・送信しない
- SNS
- 掲示板
- 勤務先
- 相手の家族
- 共通の知人
- 地域のグループ
- 取引先
何をしたか時系列で整理する
- いつ行ったか
- 何をしたか
- どの端末や機器を使ったか
- どの情報を確認したか
- 何回行ったか
- 誰かへ送ったか
- 公開したか
- 現在も機器が取り付けられているか
- 相手に気付かれているか
自己判断で隠したり改変したりしない
不安になっても、データを加工したり、 記録を作り変えたりしてはいけません。
具体的に何を残し、何を停止し、 機器をどのように扱うかは、 弁護士や警察へ相談してください。
相談前チェックリスト
- 浮気を疑ったきっかけを整理した
- 確認できた事実を整理した
- 本人から受けた説明を整理した
- 自分の推測を分けた
- まだ分からないことを整理した
- 無断でアカウントへログインしていない
- 他人のパスワードを勝手に使用していない
- スマートフォンを無理に解除していない
- データを勝手に転送していない
- GPSを無断で取り付けていない
- 紛失防止タグを無断で入れていない
- 位置情報共有の設定を勝手に変えていない
- 危険な尾行をしていない
- 他人の敷地へ入っていない
- 繰り返し待ち伏せをしていない
- 私的・性的な場面を撮影していない
- 浮気相手と思われる方へ接触していない
- 勤務先や知人へ情報を広めていない
- 写真や個人情報をSNSへ掲載していない
- 元の写真やメッセージを残している
- 事実と推測を分けている
- 調査の目的を整理した
- 希望する調査日を整理した
- 希望予算を考えた
- 支払える上限額を考えた
- 法律上の不安を相談する先を確認した
- 暴力や脅迫がある場合は安全を優先した
すべてにチェックが付かなければ 相談できない、という意味ではありません。
すでに行ってしまったことがある場合は、 隠さず、探偵や弁護士へ正確に伝えましょう。
探偵へ質問すること
- 現在持っている情報だけで相談できますか?
- 自分でこれ以上調べる必要はありますか?
- どの情報を優先して整理すればよいですか?
- 自分で確認した写真やメモは役立ちますか?
- 調査はどこから始めますか?
- 尾行や張り込みはどのように行いますか?
- 対象者が車で移動する場合はどうしますか?
- 私有地へ入らずに調査しますか?
- GPSや位置情報機器を使用しますか?
- 使用する場合は、どのような方法ですか?
- 調査員は何人ですか?
- 車両は何台使用しますか?
- 対象者を見失った場合はどうなりますか?
- 調査中に結果を知らせてもらえますか?
- 追加調査の前に連絡がありますか?
- 写真や動画を受け取れますか?
- 報告書には何が書かれますか?
- 調査方法は契約書へ記載されますか?
- 見積金額以外に必要な費用はありますか?
- 支払う可能性がある上限額はいくらですか?
相談前メモ
- 浮気を疑ったきっかけ
- 確認できている事実
- 本人から受けた説明
- 自分の推測
- まだ分からないこと
- 対象者の写真
- 勤務先
- 移動方法
- 使用車両
- 気になる曜日
- 気になる時間帯
- 手元にある資料
- 資料を確認した方法
- 自分ですでに行ったこと
- GPSなどを使ったか
- アカウントへログインしたか
- 相手へ連絡したか
- 情報をほかの方へ送ったか
- 法律上不安に感じていること
- 調査の目的
- 希望する調査日
- 希望予算
- 支払える上限額
- 探偵や弁護士へ質問したいこと
探偵への相談前整理シート
次の項目をスマートフォンのメモ帳へコピーしたり、 印刷したりして使ってください。
相談先を選ぶ案内
困っている内容によって、 主な相談先は異なります。
| 困っている内容 | 主な相談先 |
|---|---|
| 浮気調査を依頼したい | 探偵事務所・興信所 |
| 複数の探偵事務所を比べたい | TORETAN(トレタン) |
| 自分で行った情報収集に不安がある | 弁護士 |
| GPSや無断ログインについて確認したい | 弁護士・警察 |
| 相手から暴力や脅迫を受けている | 警察・支援窓口 |
| 探偵との契約や料金で困っている | 消費生活センター |
| 離婚や慰謝料について相談したい | 弁護士 |
| 探偵業法上の問題が疑われる | 営業所を管轄する都道府県警察 |
探偵事務所は調査を行う事業者であり、 個別の法律上の判断を行う相談先とは 役割が異なります。
よくある質問
自分で帰宅時刻を記録したり、 日常生活の中で確認した出来事を整理したりすることが、 すべて違法になるわけではありません。
ただし、他人のアカウントへの無断ログイン、 私有地への侵入、位置情報の無承諾取得、 繰り返しの待ち伏せなど、 方法によって法律上の問題が生じる可能性があります。
端末の所有者、日常的な管理者、 家族間の共有状況、ロックの有無、 確認方法などによって事情が異なります。
特に、パスワードを使用して通信サービスの アカウントへ無断ログインする行為は避けましょう。
無理なロック解除やデータ転送を行わず、 法律上の不安がある場合は弁護士へ相談してください。
パスワードを知っていることと、 現在そのアカウントへログインする許可があることは 同じではありません。
過去に教えてもらったパスワードや、 端末に保存されているパスワードであっても、 無断でのログインは避けましょう。
車の名義だけで一律には判断できません。
日常的な使用者、取り付け場所、 相手の承諾、位置情報を取得する目的、 確認する回数などによって、 法律上の評価が変わる可能性があります。
取り付ける前に、 弁護士や警察へ相談する方法があります。
紛失防止タグであれば、 自由に使えるわけではありません。
相手の承諾なく持ち物へ入れ、 位置情報を取得する行為には注意が必要です。
機器を利用する前に、 弁護士や警察へ確認しましょう。
公道にいることだけで、 すべての尾行が直ちに違法になるとは限りません。
ただし、行為の目的、繰り返し方、 待ち伏せや見張りの状況によっては、 法律上の問題につながる可能性があります。
危険運転、交通違反、 対象者とのトラブルにも注意が必要です。
ホテルや店舗が管理する敷地や建物へ、 利用目的がなく無断で入ることは避けましょう。
管理者の意思に反する立ち入りは、 法律上の問題になる可能性があります。
相手を取り違えている可能性や、 当事者間のトラブルが大きくなる可能性があります。
今後の話し合い、離婚、慰謝料請求などを考えている場合は、 接触する前に弁護士へ相談する方法があります。
暴力や脅迫のおそれがある場合は、 自分で接触しないでください。
相談時の参考資料になる可能性はありますが、 必ず法律上有効な証拠になるとは限りません。
写真の内容、撮影方法、撮影日時、 前後の行動、元データなどを含めて 個別に確認する必要があります。
元の写真を加工せずに残し、 利用方法について弁護士へ確認しましょう。
勤務先、最近の写真、 行動しやすい曜日などが分かれば、 調査計画を考えやすくなる場合があります。
ただし、情報を準備すれば、 必ず料金が安くなるわけではありません。
危険な尾行、無断ログイン、 GPSの取り付けなどを行ってまで 情報を増やす必要はありません。
参考にした公的情報
この記事は、警察庁、警視庁、法務省などが 公開している情報を確認し、 トレタン運営事務局が一般の方にも 読みやすい言葉でまとめています。
- 警察庁「不正アクセス対策」
- 警察庁「ストーカー規制法が改正されました」
- e-Gov法令検索「ストーカー行為等の規制等に関する法律」
- 警視庁「探偵業の業務の適正化に関する法律の概要」
- 法務省「性犯罪関係の法改正等 Q&A」
- 警察庁「探偵業について」
公的情報の最終確認日:2026年7月23日
具体的な行為が法律上問題になるかどうかは、 目的、方法、所有・管理状況、行為の回数、 相手との関係などによって異なります。
この記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の事案について法律上の判断をするものではありません。調査方法や結果の利用に不安がある場合は、警察や弁護士などへ相談してください。
TORETANは探偵事務所の情報を掲載する検索サイトであり、調査品質や結果を保証するものではありません。また、契約や調査の仲介は行っていません。
まとめ
自分で浮気調査をすることが、 すべて違法になるわけではありません。
帰宅時刻、本人から受けた説明、 自分が実際に確認した出来事、 手元に正当にある資料などは、 相談前の情報として整理できます。
一方、次のような行動は避けましょう。
- 他人のアカウントへ無断でログインする
- スマートフォンを無理に解除する
- GPSや紛失防止タグを無断で取り付ける
- 車や自転車で危険な尾行をする
- 他人の住宅や私有地へ無断で入る
- 繰り返し待ち伏せや見張りをする
- 私的・性的な場面をひそかに撮影する
- 浮気相手と思われる方へ押しかける
- 勤務先や知人へ情報を広める
- 写真や個人情報をSNSへ掲載する
自分で整理するときは、 次の4つを分けることも大切です。
- 確認できた事実
- 本人から受けた説明
- 自分の推測
- まだ確認できていないこと
尾行や張り込みが必要な場合や、 法律上の利用を考えている場合は、 自分だけで進めず、探偵や弁護士へ相談しましょう。
暴力や脅迫のおそれがある場合は、 浮気の確認よりも、 自分や家族の安全を優先してください。
自分で浮気調査をするときは、 証拠を無理に増やそうとせず、 安全と法律を優先し、 現在分かっている事実を 正確に整理することが大切です。
TORETAN(トレタン)では、 全国の探偵事務所・興信所を、 都道府県や市区町村から探せます。
尾行、張り込み、車での追跡などが必要な場合は、 無理に自分で続けず、 調査方法を分かりやすく説明してくれる 探偵事務所へ相談しましょう。
相談するときは、現在分かっている事実、 対象者の写真、勤務先、 気になる曜日などを整理して伝えます。
また、次の内容も確認しましょう。
- どのような調査方法を使うか
- 法律や安全面へどのように配慮するか
- 調査員は何人か
- 調査時間は何時間か
- 見積金額に含まれる費用
- 追加料金が発生する条件
- 写真や動画の受け取り方法
- 報告書の内容
- 支払う可能性がある上限額
同じ相談内容を伝えて、 複数の事務所から調査方法や 見積もりの説明を受けると比べやすくなります。
無理な自己調査を続けず、 安全な方法を説明してくれる相談先を選びましょう。
全国の探偵事務所・興信所を探す



「以前教えてもらったパスワードだから使ってよい」 とは限りません。
パスワードを知っていても、 そのアカウントへ現在ログインする許可があるかは 別の問題です。
無断ログインは避け、 自分が正当に確認できる情報だけを整理しましょう。