「帰宅途中に、同じ人から何度も後をつけられている気がする」
「元交際相手から、連絡を断ってもメッセージが届く」
「自宅や勤務先の近くで、待ち伏せされているかもしれない」
このようなことが続くと、 「まだ直接危害を加えられていないから、 警察へ相談するほどではないのでは」と 迷うかもしれません。
しかし、ストーカーやつきまといの問題では、 相手が今後どのような行動を取るかを、 被害を受けている方が 正確に予測することはできません。
警察庁も、自分や家族を守ることを第一に考え、 些細なことだと思わず、 早めに警察へ相談するよう案内しています。
探偵へ、繰り返し現れる人物の確認や、 つきまといの状況を記録する調査について 相談できる場合はあります。
ただし、探偵には、相手を逮捕したり、 法的な警告や禁止命令を出したり、 公的な保護を行ったりする権限はありません。
この記事では、警察へすぐ相談すべき場合、 探偵へ相談できること、 残しておきたい記録、 安全のために避けたい行動を 分かりやすくお伝えします。
次のような状況では、 探偵への問い合わせより先に 110番通報をしてください。
- 今、相手に後をつけられている
- 自宅、勤務先、学校の前に相手がいる
- 相手が敷地や建物へ入ろうとしている
- 暴力を振るわれた
- 危害を加えると脅された
- 凶器を持っている可能性がある
- 車で追いかけられている
- 逃げても追いかけてくる
- 自宅の物や車などを壊された
- 家族や子どもにも接触している
- 性的な画像を公開すると脅されている
- 相手の行動が急に激しくなった
- 自分や家族の命に危険を感じる
安全な場所へ移動できる場合は、 コンビニ、店舗、駅、交番など、 人がいる場所へ入りましょう。
周囲の方や店員へ、 つきまとわれていることを伝えて 助けを求めてください。
相手と話し合ったり、 問い詰めたりすることよりも、 その場から離れて 安全を確保することを優先してください。
この記事の結論
ストーカーやつきまといについて、 不安や恐怖を感じている場合は、 まず警察へ相談してください。
法律上のストーカー行為に当たるか 分からなくても相談できます。
相手が誰か分からない場合も、 自分で正体を確かめようとせず、 警察へ相談することが大切です。
警察へ相談すべき主な状況は、 次のとおりです。
- 今まさに危険がある
- 暴力や脅迫を受けている
- 自宅や勤務先で待ち伏せされている
- 拒否しても連絡が続く
- 相手が行動を監視していると伝えてくる
- GPS機器や紛失防止タグの使用が疑われる
- 相手が誰か分からない
- 家族、友人、勤務先へ接触している
- 住居へ侵入された、または侵入されそうになった
- 物を壊された
- 性的な画像を送られた、または公開すると脅された
- 被害が以前より激しくなっている
- 相手に過去の暴力やストーカー行為がある
- 自分や家族が強い恐怖を感じている
探偵へ相談できる可能性がある内容は、 次のとおりです。
- 起きていることを時系列で整理する
- 契約した日時に確認できた行動を記録する
- 繰り返し現れる人物について、特定につながる情報を確認する
- 待ち伏せやつきまといが起きている状況を記録する
- 写真や時系列を含む調査報告書を作成する
- 警察や弁護士へ説明する資料を整理する
ただし、探偵には 次のことはできません。
- 相手を逮捕する
- 犯罪捜査を行う
- 相手へ法的な警告を出す
- 禁止命令を出す
- 被害届や告訴を受理する
- 公的な保護を行う
- 警察のパトロールを手配する
- 住民票などの交付制限を行う
- 違法な方法で個人情報を取得する
- 警察が必ず動くと保証する
- 被害が必ず止まると保証する
警察では、相談内容や危険性に応じて、 助言、相手への警告、禁止命令等、 捜査や検挙、警戒、 避難に関する支援などが 行われる場合があります。
探偵に調査を依頼するために、 警察への相談を遅らせないでください。 安全確保は警察を中心に考え、 探偵への依頼は、 必要な事実確認を補う方法として考えましょう。
ストーカー・つきまといとは?
自分で法律上の判断をする必要はない
ストーカー規制法では、 法律で定められた「つきまとい行為」や 「位置情報無承諾取得等」を 繰り返して行うことが規制されています。
ただし、法律の対象になるかどうかは、 行為の内容、目的、回数、 相手との関係などによって判断されます。
被害を受けている方が、 法律の条文を調べて結論を出してから 相談する必要はありません。
「まだ一度しか起きていない」
「元交際相手ではなく、相手に心当たりがない」
「証拠が十分にそろっていない」
「偶然同じ場所にいただけかもしれない」
このような場合でも、 不安や恐怖を感じているなら、 相談を先延ばしにしないでください。
一度だけに見える行為でも、 警察へ相談しておくことで、 今後の記録方法や安全対策について 助言を受けられる場合があります。
法律上のストーカー行為に当たるかは、 警察や弁護士へ確認しましょう。
ストーカー規制法で示される主な10の行為
警察庁は、ストーカー規制法で示される行為として、 つきまとい、連続した連絡、 位置情報の無断取得など、 10の行為を案内しています。
これらを繰り返すことが、 「ストーカー行為」に当たる可能性があります。
- つきまとい・待ち伏せ・見張り・押しかけ・うろつき 通勤、通学、帰宅時などに後をつけたり、待ち伏せしたりする行為です。
- 面会や交際などを求める 拒否しているのに、面会、交際、復縁などを繰り返し求める行為です。
- 無言電話や繰り返しの連絡 拒否後も電話、メール、SNSなどで繰り返し連絡する行為です。
- 監視していることを伝える 服装、帰宅時間、立ち寄り先などを知っていると伝える行為です。
- 乱暴な言動 怒鳴る、威圧する、乱暴な言葉を浴びせるなどの行為です。
- 汚物などを送る 不快感や恐怖を与える物を自宅や勤務先へ送る行為です。
- 名誉を傷つける内容を伝える 悪口やうその情報を周囲やインターネットへ広める行為です。
- 性的羞恥心を害する行為 性的な画像を送ったり、公開したり、公開すると脅したりする行為です。
- 位置情報を無断で取得する GPS機器、スマートフォン、紛失防止タグなどで位置を確認する行為です。
- GPS機器や紛失防止タグを取り付ける 車、かばん、衣服などへ位置情報機器をひそかに取り付ける行為です。
1.つきまとい・待ち伏せ・見張り・押しかけ・うろつき
- 通勤や通学の途中で待ち伏せされる
- 帰宅途中に後をつけられる
- 自宅や勤務先の近くをうろつかれる
- 自宅へ押しかけられる
- よく利用する店舗の近くで見張られる
- 車で後をつけられる
一度見かけただけで、 相手の目的を断定することはできません。
しかし、同じ方が何度も現れる、 帰宅経路を知られているなど、 不自然なことが続く場合は 警察へ相談しましょう。
2.面会や交際などを求める
- 拒否しているのに会うよう求められる
- 復縁を繰り返し迫られる
- 交際するよう求められる
- 贈り物を受け取るよう求められる
- 謝罪や説明など、義務のないことを繰り返し要求される
相手を納得させるために 何度も話し合いを続けることで、 接触する機会が増えてしまうことがあります。
断ったあとの連絡や接触が続く場合は、 その内容を保存して警察へ相談してください。
3.無言電話や繰り返しの連絡
- 無言電話が続く
- 拒否しても電話がかかってくる
- SMSが繰り返し届く
- メールやSNSのメッセージが続く
- 手紙が何度も送られてくる
- 家族や友人を通じて連絡してくる
- 勤務先へ繰り返し電話をかけてくる
メッセージを削除したり、 アカウントを消したりする前に、 画面や日時を保存しましょう。
ただし、証拠を増やすために 返信を続けるべきかは、 自分だけで判断せず、 警察へ確認してください。
4.監視していることを伝える
- 帰宅直後に「おかえり」と連絡される
- その日の服装を言い当てられる
- 立ち寄った店舗を知っていると伝えられる
- 誰と会っていたか知っていると言われる
- 「いつも見ている」と伝えられる
- 自宅の明かりがついた時刻を言われる
本人の行動を詳しく知られている場合は、 スマートフォンの位置情報共有、 SNSの公開範囲、 車や持ち物に不審な機器がないかなども含めて 警察へ相談しましょう。
5.乱暴な言動
- 大声で怒鳴られる
- 乱暴な言葉を浴びせられる
- 自宅前で騒がれる
- 車を乱暴に運転して接近される
- 物を投げられる
- 威圧的な態度を取られる
実際に暴力を受けていなくても、 危害を加えられる不安がある場合は 相談してください。
6.汚物などを送る
- 不快感や恐怖を与える物を送られる
- 汚物を送りつけられる
- 動物の死体などを置かれる
- 自宅や勤務先へ不審な荷物が届く
- 郵便受けに不審な物を入れられる
不審な物を見つけた場合は、 むやみに触ったり開封したりせず、 警察へ連絡してください。
7.名誉を傷つける内容を伝える
- 悪口やうその情報を周囲へ伝えられる
- 勤務先へ事実と異なる内容を送られる
- インターネットへ名誉を傷つける内容を掲載される
- 家族や友人へ中傷するメッセージを送られる
- 本人になりすました投稿をされる
インターネット上の投稿は、 URL、アカウント名、投稿日時、 画面全体が分かる形で保存しましょう。
8.性的羞恥心を害する行為
- 性的な画像を送られる
- わいせつな内容のメッセージが届く
- 性的な画像を公開される
- 画像を公開すると脅される
- 性的な内容を家族や勤務先へ送ると伝えられる
公開される前であっても、 脅しを受けた段階で 警察へ相談してください。
相手の要求に応じて、 新しい画像や金銭を 送らないようにしましょう。
9.位置情報を無断で取得する
- GPS機器で位置情報を取得される
- スマートフォンの位置情報を無断で確認される
- アカウントへ無断でログインされる
- 紛失防止タグを使って位置情報を取得される
- 位置情報共有の設定を勝手に変更される
身に覚えのない位置情報通知や 機器を見つけた場合は、 相手を自分で特定しようとせず 警察へ相談してください。
10.GPS機器や紛失防止タグを取り付ける
- 車へGPS機器を取り付けられる
- かばんへ紛失防止タグを入れられる
- 自転車や持ち物へ機器を付けられる
- 車内や衣服から身に覚えのない機器が見つかる
不審な機器を見つけたときは、 発見した場所や状態を撮影し、 警察から案内を受ける前に 捨てたり壊したりしない方がよい場合があります。
無理に取り外そうとせず、 安全な場所から警察へ連絡しましょう。
2026年に知っておきたいストーカー規制法の変更
紛失防止タグの悪用も規制対象になった
2025年12月30日から、 紛失防止タグをひそかに取り付けて 位置情報を取得する行為などが、 ストーカー規制法の規制対象へ追加されました。
紛失防止タグは、本来、 鍵や荷物を探すための便利な機器です。
しかし、小型で見つけにくいことから、 本人に知られないように 車やかばんへ入れ、 位置情報を確認する目的で 悪用されることがあります。
警察官による職権での警告が設けられた
同じ改正により、 警察官による職権での警告が 新設されました。
以前の相談歴や新たな被害などを含めて 警察が状況を確認し、 必要な対応を判断します。
被害を受けている方が、 どの制度を利用すべきか 一人で決める必要はありません。
まずは、起きていることを 警察へ伝えましょう。
勤務先や学校も支援に協力する主体になった
2025年12月30日から、 被害を受けている方の勤務先や学校も、 援助に協力する主体として追加されました。
- 相手へ勤務予定や連絡先を伝えない
- 相手を建物へ入れない
- 受付や警備担当者へ情報を共有する
- 出退勤時の安全を確認する
- 不審な連絡があった場合に記録する
- 緊急時に警察へ通報する
被害者情報の提供を防ぐ仕組みが強化された
2026年3月10日から、 警察本部長等は、 ストーカー行為をするおそれがある方へ 被害者情報を提供する可能性がある方に対し、 情報を提供しないよう求められる 仕組みが設けられました。
引っ越し先、勤務先、連絡先などの情報を 誰が知っているかを整理し、 不安がある場合は警察へ伝えましょう。
警察と探偵の違い
| 確認項目 | 警察 | 探偵事務所 |
|---|---|---|
| 緊急時の対応 | 110番通報に対応する | 緊急通報には対応できない |
| 犯罪の捜査 | 法令に基づいて行う | 犯罪捜査の権限はない |
| 相手の逮捕 | 状況に応じて可能 | できない |
| 指導・警告 | 状況に応じて行う | 法的な警告はできない |
| 禁止命令等 | 法令に基づく制度がある | 出すことはできない |
| 安全確保 | 警戒、避難支援などがある | 公的な保護はできない |
| 行動の記録 | 捜査や相談対応の中で行う | 契約範囲で実地調査を行う |
| 人物の確認 | 捜査権限に基づき対応する | 適法な調査範囲で情報を確認する |
| 被害届・告訴 | 受理する機関 | 受理できない |
| 調査報告書 | 捜査・相談記録を作成する | 契約内容に応じて報告書を作成する |
| 料金 | 警察への相談は民間の調査契約ではない | 民間契約のため料金が発生する |
探偵業務は、依頼を受けて、 特定の方の所在や行動について、 聞き込み、尾行、張り込みなどの 実地調査を行い、 その結果を依頼者へ報告する業務です。
探偵業の届出をしていても、 警察と同じ捜査権限や 逮捕権限が与えられるわけではありません。
安全確保、相手への警告、 禁止命令、逮捕などが必要な問題は警察へ相談し、 探偵には、必要な範囲の 事実確認や記録について相談します。
警察へ相談すべき場合
今まさに危険がある
- 後をつけられている
- 自宅前で待たれている
- 相手がドアを開けようとしている
- 車で追いかけられている
- 暴力や脅迫を受けている
- 逃げても追ってくる
- 家族や子どもへ近づいている
この場合は110番です。
安全な場所へ入り、 現在地、相手の特徴、 移動方向、車両など、 分かる範囲を伝えてください。
相手が誰か分からない
相手に心当たりがない場合は、 「正体を確認できないから相談できない」と 考える必要はありません。
自分で相手の後を追ったり、 話しかけたりしないでください。
- 現れた日時
- 現れた場所
- 外見や服装
- 年齢の印象
- 使用していた車や自転車
- どこから現れたか
- どこまでついてきたか
- 同じ人物を見た回数
- 目撃者
- 防犯カメラがありそうな場所
自宅や勤務先で待ち伏せされている
一度だけに見えても、 同じ人物が以前から周辺にいた 可能性があります。
相手へ声をかけず、 建物の中や人のいる場所へ 移動してください。
勤務先の場合は、 上司、受付、警備担当者にも 状況を伝えます。
拒否しても連絡が続く
- 電話
- SMS
- メール
- SNS
- 手紙
- プレゼント
- 家族や友人を通じた連絡
- 勤務先への連絡
ブロックや着信拒否をする前に、 現在のメッセージや着信履歴を 保存しておく方法があります。
ただし、相手との連絡を続けるか、 いつブロックするかは、 安全に関わるため警察へ相談しましょう。
暴力や脅迫がある
- 殴る、蹴る
- 首を絞める
- 物を投げる
- 家や車を壊す
- 「殺す」「傷つける」と伝える
- 自宅や勤務先へ行くと脅す
- 家族へ危害を加えると伝える
- 自分を傷つけると脅して面会を求める
ストーカー規制法以外の犯罪に 当たる可能性もあります。
実際に負傷した場合は、 安全を確保したうえで警察へ通報し、 必要に応じて医療機関を受診してください。
GPS機器や紛失防止タグが疑われる
- 身に覚えのない位置情報通知が表示された
- 車や持ち物に不審な機器がある
- 相手がいるはずのない場所へ現れる
- 行動を詳しく知られている
- スマートフォンの設定が勝手に変わっている
- 位置情報共有が有効になっている
- 知らないアカウントからログイン通知が届く
不審な機器があっても、 相手の自宅へ持って行ったり、 直接返したりしないでください。
発見した場所や状態を記録し、 警察へ相談しましょう。
性的画像を送られた・公開すると脅された
- 性的な画像が送られてきた
- 過去に送った画像を公開すると言われた
- 金銭や面会と引き換えに削除すると言われた
- 家族や勤務先へ送ると脅された
- SNSへ投稿された
メッセージ、アカウント名、 投稿画面、日時を保存し、 警察へ相談してください。
相手の要求に応じても、 画像が削除される保証はありません。
110番と#9110の使い分け
| 状況 | 主な連絡先 |
|---|---|
| 今まさに後をつけられている | 110番 |
| 自宅前に相手がいる | 110番 |
| 暴力や脅迫を受けている | 110番 |
| 侵入されそうになっている | 110番 |
| 車で追いかけられている | 110番 |
| 過去のつきまといについて相談したい | 最寄りの警察署・#9110 |
| ストーカーに当たるか分からない | 最寄りの警察署・#9110 |
| 今後の安全対策を相談したい | 最寄りの警察署・#9110 |
| 家族や友人の被害について相談したい | 最寄りの警察署・#9110 |
| 相手が誰か分からないが不安 | 最寄りの警察署・#9110 |
#9110は、電話をかけた地域を管轄する 警察本部などの相談窓口につながります。
相談内容に応じて関係部署が連携し、 助言、警告、検挙など、 必要な対応を行うと案内されています。
今まさに危険がある場合は、 #9110ではなく110番です。
警察へ相談すると何をしてもらえる?
「まだ何も起きていないから、 警察へ相談しても対応してもらえないのでは」と 不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、警察庁は、 些細なことだと思わず、 被害を拡大させないために 早めに相談するよう案内しています。
相談内容や危険性に応じて、 次のような対応が行われる場合があります。
- 被害内容の聞き取り
- 安全を守るための助言
- 相手方への指導や警告
- 禁止命令等に関する対応
- 犯罪が疑われる場合の捜査や検挙
- 自宅周辺などの警戒やパトロール
- 再被害を防ぐための連絡や助言
- 一時的な避難場所に関する支援
- 緊急通報に関する支援
- 関係機関や支援窓口の紹介
- 勤務先や学校との連携
- 住所などの情報を守るための制度案内
同じ相談内容でも、 危険性、相手との関係、 過去の被害、現在の状況などによって 対応は変わります。
警察へ相談したときは、 次の内容を確認しておくと安心です。
- 新しい被害が起きた場合の連絡先
- 緊急時に110番へ伝える内容
- 相手から連絡が来た場合の対応
- 家族や勤務先へ伝える範囲
- 保存した方がよい記録
- 避難が必要になった場合の相談先
- 引っ越しや住所情報の保護について
警察へ相談するときに準備したい記録
警察庁は、 警察へ相談する時点で 証拠となる物や記録した物があれば、 持参するよう案内しています。
ただし、記録が十分でなくても相談できます。
被害の時系列
| 日付・時刻 | 場所 | 起きたこと | 目撃者・記録 |
|---|---|---|---|
| 7月20日18時ごろ | 〇〇駅 | 同じ人物が改札から自宅付近まで後をついてきた | 駅に防犯カメラがある可能性 |
| 7月21日22時ごろ | 自宅 | 無言電話が3回あった | 着信履歴 |
| 7月22日8時ごろ | 勤務先付近 | 前日と似た人物が立っていた | 同僚が目撃 |
| 7月23日19時ごろ | 自宅 | 郵便受けに手紙が入っていた | 手紙を保管 |
※上記は説明用に作成した架空の例です。
完璧な文章を書く必要はありません。
- いつ起きたか
- どこで起きたか
- 誰がいたか
- 何をされたか
- 何を言われたか
- どのくらい続いたか
- どこまで後をつけられたか
- 目撃した方がいるか
- 写真やメッセージが残っているか
- そのとき、どのような恐怖を感じたか
保存しておきたいもの
- 着信履歴
- 留守番電話
- SMS
- メール
- SNSのメッセージ
- 投稿画面
- アカウント名
- 相手から届いた手紙
- 送られてきた物
- 写真や動画
- 防犯カメラの映像
- 相手の発言を記録したメモ
- 目撃した家族や同僚の情報
- 警察へ相談した日時
- 警察から受けた案内
- 以前の暴力や脅迫の記録
- 医療機関の受診記録
- 不審な位置情報通知の画面
- 不審な機器を発見した場所の写真
メッセージを保存するときは、 本文だけではなく、 相手のアカウント名、日時、 前後のやり取りが分かる形で残します。
手紙や物が届いた場合は、 封筒や包装も一緒に保管しましょう。
記録を完璧にそろえてから相談する必要はありません。 現在あるものを持参し、 今後どのように記録すればよいかを 警察へ確認しましょう。
探偵に相談できる可能性があること
被害状況を時系列で整理する
警察への相談内容、 被害者本人の記録、 探偵が確認した行動などを、 時系列で整理することがあります。
- 被害者本人が見たこと
- 家族や同僚から聞いたこと
- 探偵が確認したこと
- 防犯カメラなどで確認したこと
- 被害者の推測
- まだ確認できていないこと
これらを分けて記載することが大切です。
繰り返し現れる人物の行動を記録する
契約した日時や場所で、 公共の場所などから確認できる範囲の行動を 記録することがあります。
- 人物が現れた日時
- 人物が現れた場所
- 滞在時間
- 周囲を見ていたか
- 被害者の移動後についてきたか
- 使用していた車両
- 立ち去った方向
- 同じ人物と確認できた根拠
- 写真や動画
- 調査が途切れた時間
ただし、探偵が調査を行うことで、 相手が被害者の警戒に 気づく可能性もあります。
警察へ相談したうえで、 調査が安全を損なわないかを 慎重に判断しましょう。
相手が誰か分からない場合の情報確認
繰り返し現れる人物について、 特定につながる情報を 確認できる場合があります。
ただし、探偵へ依頼すれば、 必ず氏名や住所が分かるわけではありません。
また、相手が誰か分からない状況は 危険性があるため、 探偵へ相談する前に 警察へ状況を伝えてください。
待ち伏せやつきまといの状況を記録する
- 同じ人物が繰り返し現れるか
- 自宅や勤務先付近にどのくらい滞在するか
- 被害者の移動に合わせて動いているか
- 車両で後をつけているか
- 家族や同僚へ接触しているか
- 写真や動画で記録できたか
- 調査中に危険な行動があったか
調査中に相手が被害者へ近づくなど、 危険な状況が起きた場合の通報や 調査中止の条件を、 契約前に決めておく必要があります。
調査報告書を作成する
- 調査日
- 調査開始時刻
- 調査終了時刻
- 調査場所
- 確認した人物
- 人物の服装や特徴
- 使用車両
- 確認できた行動
- 写真
- 動画
- 調査が途切れた時間
- 確認できなかった内容
- 調査終了時の状況
ただし、探偵の報告書があれば、 必ず警察による警告や逮捕に つながると保証されるわけではありません。
警察が、被害内容、危険性、 記録などを確認して 対応を判断します。
警察や弁護士へ説明する資料を整理する
調査報告書を、 警察や弁護士へ相談するときの 参考資料として使う場合があります。
ただし、報告書の法的な評価は、 探偵事務所が決めるものではありません。
警察、検察、裁判所、弁護士などが、 それぞれの立場で内容を確認します。
探偵への依頼は、 相手を追い詰めたり、 直接警告したりするためのものではありません。
探偵が相手へ接触すると、 相手の行動が変わったり、 被害を受けている方への危険が 高まったりする可能性があります。
相手に接触する調査や、 相手を刺激する方法は避け、 警察へ相談したうえで 調査範囲を決めましょう。
探偵にはできないこと
相手を逮捕する
探偵には、 犯罪捜査や逮捕を行う 警察の権限はありません。
現行犯に関する一般的な制度はありますが、 探偵だから特別な逮捕権限を 持っているわけではありません。
「探偵が捕まえてくれる」と考えて 依頼しないようにしましょう。
法的な警告や禁止命令を出す
探偵から相手へ連絡することと、 警察による警告や、 法律に基づく禁止命令等は別です。
探偵からの連絡には、 警察や公安委員会による措置と 同じ法的な効果はありません。
相手への連絡が必要かどうかは、 警察や弁護士へ相談してください。
被害者の安全を公的に保護する
- 警察官による警戒
- パトロール
- 一時避難に関する公的支援
- 緊急通報に関する支援
- 禁止命令等
- 犯罪捜査
- 被害届の受理
探偵は、 このような公的な対応を行う 機関ではありません。
安全を守るための支援は、 まず警察や公的な支援機関へ相談します。
住民票などの交付を制限する
ストーカーやDVなどの被害者を守るため、 市区町村では、 加害者からの住民票の写し等の交付請求を 制限する支援措置が行われています。
これは探偵が行う手続きではありません。 警察や市区町村へ相談してください。
- 住民票に関する支援措置
- 戸籍手続きでの住所情報の保護
- 選挙人名簿の閲覧
- 車両登録情報
- 不動産登記上の住所
- 行方不明者届の不受理申出
利用には条件があるため、 警察や各窓口へ確認してください。
違法な方法で情報を取得する
探偵業の届出をしていても、 ほかの法令で禁止されている行為が 許されるわけではありません。
- アカウントへの無断ログイン
- 他人の住居への無断侵入
- 不正な位置情報の取得
- 戸籍や住民票の不正取得
- 脅迫的な聞き込み
- 相手への執拗な接触
- 車や持ち物への無断での機器設置
- 被害者になりすました連絡
被害が必ず止まると保証する
探偵が調査をしても、 相手の行動が止まるとは限りません。
- 必ず相手を特定できる
- 必ず写真を撮影できる
- 警察が必ず警告する
- 相手が必ず逮捕される
- 被害が必ず終わる
- 調査費用が必ず相手から支払われる
このような結果も保証できません。
できることだけでなく、 できないことも説明する事務所を選びましょう。
探偵への依頼を避けた方がよいケース
次のような説明を受けた場合は、 その場で契約を進めず、 別の探偵事務所や警察、 消費生活センターなどへ相談しましょう。
- 今まさに危険があるのに、警察へ連絡しないよう勧められた
- 「警察へ相談する必要はない」と言われた
- 相手へ直接接触すると説明された
- 相手を挑発して証拠を作ると言われた
- 違法な方法で個人情報を取得すると説明された
- GPS機器などを無断で取り付けると言われた
- 被害者になりすまして連絡すると説明された
- 「警察より探偵へ先に任せるべき」と言われた
- 被害が必ず止まると保証された
- 相手を必ず逮捕させると言われた
- 警察を必ず動かせると言われた
- 料金の上限を説明しない
- 調査を中止する条件を説明しない
- 調査資料の保管方法を説明しない
- 調査対象や目的を詳しく確認しない
- 契約書を読ませず署名を急がせる
自分で相手を調べるリスク
相手へ直接問い詰める
「なぜ後をつけるのか」 「いつも見ているのはあなたか」と 直接問い詰めることで、 相手が興奮したり、 行動を激しくしたりする可能性があります。
自分だけで相手と対決しないようにしましょう。
自分で尾行する
相手の正体を確認するために後を追うと、 相手に気づかれたり、 人気のない場所へ誘導されたりする 可能性があります。
相手が車に乗っている場合、 交通事故の危険もあります。
相手の自宅や勤務先へ行く
相手の住所や勤務先が分かっても、 自分で訪問することは避けてください。
相手との接触によって、 被害の状況が複雑になったり、 新たなトラブルが起きたりする可能性があります。
SNSで相手を特定しようとする
- 相手と思われる方の写真を公開する
- 車のナンバーを掲載する
- 名前や勤務先を募集する
- フォロワーへ情報提供を求める
- 無関係な方へ連絡する
このような行動によって、 無関係な方を誤って特定する可能性があります。
また、投稿内容から 被害者本人の居場所や生活時間が 相手へ伝わることもあります。
証拠を得るために返信を続ける
「もう少し返信すれば、 相手が決定的なことを書くかもしれない」と 考えることがあります。
しかし、返信によって 相手が接触を続ける理由を作ったり、 待ち合わせを求めてきたりする可能性があります。
相手との連絡を続けるかどうかは、 警察へ相談してください。
一人で生活パターンを変え続ける
被害を避けるために、 帰宅時間や通勤経路を変えることが 役立つ場合はあります。
ただし、被害者本人だけが 生活を大きく変え続けると、 心身への負担が大きくなります。
警察、家族、勤務先、学校などへ相談し、 協力を求めましょう。
家族・勤務先・学校へ相談するときのポイント
信頼できる方へ被害を伝える
- 家族
- 同居人
- 友人
- 上司
- 同僚
- 学校の先生
- 学生相談室
- 警備担当者
- 受付担当者
- 管理会社
一人で抱え込まず、 緊急時に連絡できる方を 決めておきましょう。
伝える内容
- 相手の氏名や特徴
- 相手の写真
- 使用車両
- どのような被害があるか
- 相手を建物へ入れないでほしいこと
- 自分の予定や連絡先を教えないでほしいこと
- 電話を取り次がないでほしいこと
- 相手から連絡があった場合の対応
- 緊急時の連絡先
- 警察へ相談していること
- 新しい被害があった場合の記録方法
被害者の勤務先や学校にも、 連絡先や予定を相手へ伝えないよう 協力を求めることが大切です。
探偵に依頼する場合の料金
公的な全国平均はない
ストーカーやつきまといに関する探偵調査について、 公的機関が示す全国共通の 平均料金は確認できません。
料金は、主に次の内容によって変わります。
- 調査時間
- 調査日数
- 調査員数
- 調査場所
- 調査車両
- 相手が分かっているか
- 相手の移動方法
- 深夜や早朝の対応
- 交通費
- 高速道路料金
- 駐車料金
- 宿泊費
- 写真や動画
- 報告書
- 調査の中断条件
- 警察へ通報する必要が生じた場合の対応
安全に関わる状況では、 料金を比べることよりも、 先に警察へ相談することが大切です。
主な料金体系
| 料金体系 | 主な特徴 |
|---|---|
| 時間料金型 | 調査員数と調査時間をもとに計算する |
| パック料金型 | 一定の時間や日数をまとめて契約する |
| 一式料金型 | 調査全体の総額を提示する |
| 基本料金+実費 | 基本料金に車両費や交通費などを加える |
ストーカー調査では、 「成功報酬」という言葉の意味に 注意が必要です。
- 同じ人物が現れたことを確認した
- つきまといの状況を撮影した
- 使用車両を確認した
- 人物の身元につながる情報を確認した
- 警察へ説明できる報告書を作成した
次のどの段階を成功とするのかを 契約書で確認しましょう。
「警察を動かした」 「逮捕させた」 「被害を止めた」などを、 探偵調査の成功として 保証する説明には注意してください。
見積書で確認すること
- 相談料
- 基本料金
- 調査員数
- 調査員1名あたりの料金
- 最低契約時間
- 延長料金
- 深夜・早朝料金
- 車両費
- 交通費
- 高速道路料金
- 駐車料金
- 報告書作成費
- 写真や動画の費用
- キャンセル料
- 解約料
- 支払い上限
- 調査を中止する条件
- 危険が生じた場合の対応
警察への相談の流れ
- 緊急性を確認する 今まさに危険がある場合は110番通報をします。
- 警察署や#9110へ相談する 緊急ではない場合も、犯罪に当たるか分からない段階で相談できます。
- 被害内容を説明する 被害の開始時期、相手との関係、暴力や脅迫の有無などを伝えます。
- 記録を見せる メッセージ、着信履歴、写真、手紙、時系列メモなどを提示します。
- 安全を守る方法を相談する 避難、勤務先への共有、緊急時の連絡方法などを確認します。
- 新しい被害を追加で伝える 相談後に起きた連絡や待ち伏せも記録して警察へ伝えます。
1.緊急性を確認する
今まさに危険がある場合は110番です。
安全な場所へ移動し、 現在地と起きていることを伝えます。
2.緊急でない場合は警察署や#9110へ相談する
犯罪に当たるか分からない場合も 相談できます。
家族や友人から 相談することもできます。
3.被害内容を説明する
- いつから始まったか
- 何回くらい起きているか
- 相手が誰か
- 相手との関係
- 交際や同居の有無
- 別れた時期
- 暴力や脅迫の有無
- 家族への接触
- 自宅や勤務先への接触
- 位置情報を知られている可能性
- 相手に過去の暴力があるか
- 今、最も不安なこと
4.記録を見せる
- メッセージ
- 着信履歴
- 写真
- 動画
- 手紙
- 送付物
- 時系列メモ
- 防犯カメラ映像
- 医療機関の記録
- 目撃者の情報
記録がなくても、 覚えている範囲を伝えます。
5.安全を守る方法を相談する
- 相手から連絡が来た場合の対応
- 緊急時の通報方法
- 一時避難
- 勤務先や学校への共有
- 家族への連絡
- 住民票などの情報を守る制度
- 通勤や通学時の安全対策
- 新しい被害が起きた場合の連絡先
6.新しい被害が起きたら追加で伝える
警察へ一度相談したあとも、 新しい連絡や待ち伏せがあった場合は 記録します。
以前相談した日時や警察署を伝え、 新たな被害が起きたことを 説明しましょう。
探偵へ相談する場合の流れ
- 警察への相談状況を伝える 警察へ相談した日時や受けた案内を正確に伝えます。
- 調査目的を絞る 確認したい人物、日時、行動を具体的に整理します。
- 安全を損なう調査をしないことを確認する 相手へ接触しない、挑発しない、違法な方法を使わないことを確認します。
- 調査範囲と中止条件を決める 危険が生じた場合や警察への通報が必要な場合の対応を決めます。
- 見積もりと契約書を確認する 調査時間、人数、料金、追加費用、報告内容を確認します。
- 報告書を受け取る 確認できた事実と、確認できなかった内容の説明を受けます。
- 警察や弁護士へ相談する 報告書をどのように利用するかを専門家へ確認します。
1.警察への相談状況を伝える
- 警察へ相談済みか
- いつ相談したか
- どのような案内を受けたか
- 緊急性があるか
- 新しい被害が起きているか
警察から調査を依頼するよう指示されたと 誤解されないよう、 実際に受けた案内を正確に伝えます。
2.調査目的を絞る
- 繰り返し現れる人物を確認したい
- 待ち伏せが起きている状況を記録したい
- 同じ車が繰り返し現れるか確認したい
- 警察へ説明するための時系列資料を作りたい
- 特定日時の行動を記録したい
「相手のすべてを調べてほしい」ではなく、 確認したい事実を決めましょう。
3.安全を損なう調査をしないことを確認する
- 相手へ直接接触しない
- 相手を挑発しない
- 被害者の氏名を相手へ伝えない
- 違法な方法を使わない
- 危険が生じたら調査を中止する
- 必要な場合は警察へ通報する
4.調査範囲と中止条件を決める
- 相手が被害者へ近づいた
- 相手が敷地へ入ろうとした
- 相手が凶器を持っている可能性がある
- 調査員へ気づいた
- 相手が危険な運転を始めた
- 契約時間が終了した
- 被害者と連絡が取れない
- 警察へ通報する必要が生じた
このような場合に、 調査を中止するのか確認します。
5.見積もりと契約書を確認する
- 調査日時
- 調査場所
- 調査員数
- 車両数
- 調査料金
- 延長料金
- 交通費
- 報告書
- 写真や動画
- 支払い上限
- キャンセル料
- 調査資料の保管期間
探偵業者には、 契約前の重要事項説明と、 契約内容を記載した書面の交付が 義務づけられています。
6.報告書を受け取る
- 確認できなかったこと
- 調査が途切れた時間
- 同じ人物と判断した根拠
- 相手を見失った時間
- 撮影できなかった理由
- 危険が生じた場面
- 調査を終了した理由
確認できた事実だけでなく、 これらの内容も確認します。
7.警察や弁護士へ相談する
報告書を受け取ったあと、 相手へ直接見せたり、 SNSへ掲載したりしないでください。
どのように利用するかは、 警察や弁護士へ相談しましょう。
ストーカー調査を依頼する探偵事務所の選び方
警察への相談を止めない
「警察へ相談しなくてよい」 「警察では何もしてくれない」と 決めつける事務所には注意しましょう。
安全に関する判断は、 まず警察へ相談します。
調査目的と安全性を確認する
- 被害内容
- 現在の危険性
- 警察への相談状況
- 相手との関係
- 相手が誰か分かっているか
- 過去の暴力や脅迫
- 調査目的
- 調査中止の条件
- 調査結果の利用方法
相談時に、 これらを確認する事務所を選びます。
相手へ接触しない
- 相手へ直接警告する
- 相手を問い詰める
- 相手を挑発する
- 被害者の依頼であることを伝える
- 被害者になりすまして連絡する
- 待ち合わせに誘い出す
このような対応を 行わないか確認しましょう。
相手への接触が必要な場合は、 探偵ではなく 警察や弁護士へ相談します。
調査できないことを説明する
- 逮捕できない
- 禁止命令を出せない
- 被害者の安全を保証できない
- 違法な個人情報取得はできない
- 相手を必ず特定できるとは限らない
- 警察が必ず動くとは限らない
- 被害が必ず止まるとは限らない
できることばかりを強調せず、 調査の限界を説明する事務所を選びましょう。
標識を確認する
探偵業者は、 営業所の見やすい場所に 定められた標識を掲示します。
ホームページに標識が掲載されている場合は、 営業所名、公安委員会、 受理番号などを確認します。
見積書の内訳を確認する
- 調査時間
- 調査員数
- 車両費
- 交通費
- 深夜料金
- 延長料金
- 報告書作成費
- 写真や動画
- キャンセル料
- 支払い上限
「調査費用一式」とだけ書かれている場合は、 追加料金が発生する条件を 質問してください。
調査資料の管理を確認する
ストーカー調査では、 被害者の住所、勤務先、 生活時間、家族構成など、 安全に関わる情報を 探偵事務所へ伝えることがあります。
- 資料を誰が管理するか
- 写真や動画の保存方法
- 第三者へ調査を委託するか
- 調査終了後にいつ削除するか
- 紙の資料をどのように処分するか
- 報告書を再発行できる期間
- 被害者情報へのアクセスを制限しているか
契約前に確認したいこと
- 警察への相談を優先する方針か
- 調査目的
- 調査対象者
- 相手が分からない場合の調査範囲
- 調査開始地点
- 調査日時
- 調査時間
- 調査員数
- 調査員数の理由
- 車両数
- 相手へ接触しないか
- 相手を挑発しないか
- 違法な方法を使わないか
- 危険が生じた場合の対応
- 調査を中止する条件
- 警察へ通報する条件
- 基本料金
- 最低契約時間
- 延長料金
- 深夜・早朝料金
- 交通費
- 車両費
- 高速道路料金
- 駐車料金
- 報告書作成費
- 写真や動画の費用
- 支払い上限
- キャンセル料
- 解約料
- 報告書の受取日
- 調査資料の保管期間
- 調査資料の削除方法
- 被害者の住所や勤務先の管理方法
料金の安さだけで判断せず、 被害者の安全を優先した 調査計画になっているかを確認しましょう。
相談前チェックリスト
- 今まさに危険がないか確認した
- 緊急時は110番へ通報する
- 最寄りの警察署または#9110へ相談した
- 警察へ相談した日時を記録した
- 警察から受けた案内を記録した
- 相手との関係を整理した
- 被害が始まった時期を整理した
- 被害の日時と場所を整理した
- 暴力や脅迫の有無を整理した
- 相手が誰か分かるか整理した
- 自宅への接触を整理した
- 家族への接触を整理した
- 勤務先や学校への接触を整理した
- 着信履歴を保存した
- メールやメッセージを保存した
- 手紙や送られてきた物を保管した
- 写真や動画を保存した
- 目撃者を整理した
- GPS機器やタグが疑われる状況を整理した
- 相手へ直接連絡していない
- 自分で相手を尾行していない
- 相手の自宅や勤務先へ行っていない
- SNSへ相手の情報を掲載していない
- 探偵へ依頼する目的を整理した
- 調査の中止条件を確認する
- 相手へ接触しないことを確認する
- 料金の上限を確認する
- 調査資料の管理方法を確認する
すべての記録がそろっていなくても 相談できます。
「証拠が足りないかもしれない」と 一人で判断せず、 現在分かっていることを警察へ伝えましょう。
探偵へ質問すること
- この状況では、先に警察へ相談すべきですか?
- 警察へ相談したあとでも調査できますか?
- 探偵に相談できる範囲はどこまでですか?
- 相手へ直接接触することはありますか?
- 相手へ依頼者の情報が伝わることはありますか?
- 相手を挑発する方法は使いませんか?
- 違法な方法を使わないことを確認できますか?
- 公共の場所から確認できる行動を記録しますか?
- 相手が誰か分からなくても相談できますか?
- どのような情報があれば調査できますか?
- 調査員は何人必要ですか?
- その人数が必要な理由は何ですか?
- 車両は使用しますか?
- 調査中に危険が生じた場合はどうしますか?
- 警察へ通報する場合はありますか?
- どの時点で調査を中止しますか?
- 最低契約時間は何時間ですか?
- 延長料金はいくらですか?
- 延長前に連絡してもらえますか?
- 支払い上限はいくらですか?
- 報告書には何が書かれますか?
- 写真や動画を受け取れますか?
- 警察へ相談するときに使いやすい形式ですか?
- 調査結果で何が分からない可能性がありますか?
- 調査資料をいつまで保管しますか?
- 被害者の住所や勤務先をどのように管理しますか?
- キャンセル料はいくらですか?
相談前メモ
- 被害者の氏名
- 相談者との関係
- 緊急性の有無
- 警察への相談状況
- 警察へ相談した日時
- 警察から受けた案内
- 相手の氏名
- 相手との関係
- 相手が分からない場合の特徴
- 被害が始まった時期
- 被害が起きた日時
- 被害が起きた場所
- つきまとい
- 待ち伏せ
- 電話やメッセージ
- 暴力や脅迫
- 自宅への接触
- 勤務先や学校への接触
- 家族や友人への接触
- GPS機器やタグが疑われる状況
- 保存している記録
- 目撃者
- 最も不安なこと
- 探偵へ確認してほしいこと
- 調査してほしくないこと
- 希望する調査日
- 希望予算
- 支払い上限
- 探偵へ質問したいこと
探偵への相談前整理シート
次の項目をスマートフォンのメモ帳へコピーしたり、 印刷したりして使ってください。
相談先を選ぶ案内
| 困っている内容 | 主な相談先 |
|---|---|
| 今、後をつけられている | 110番 |
| 自宅前に相手がいる | 110番 |
| 暴力や脅迫を受けている | 110番 |
| ストーカーか分からないが不安 | 最寄りの警察署・#9110 |
| 過去のつきまといを相談したい | 最寄りの警察署・#9110 |
| 相手が誰か分からない | 警察 |
| 一時的に避難したい | 警察・公的な支援機関 |
| 住所情報を守りたい | 警察・市区町村 |
| 特定日時の行動を記録したい | 警察へ相談後、探偵事務所 |
| 調査報告書の利用方法を相談したい | 弁護士 |
| 調査契約や料金で困っている | 消費生活センター |
| 複数の探偵事務所を比べたい | TORETAN(トレタン) |
警察では、ストーカー被害の相談だけでなく、 避難、住所情報の保護、 関係機関の紹介など、 状況に応じた支援制度が案内されています。
よくある質問
相談できます。
法律上のストーカー行為に当たるか分からなくても、 不安や恐怖を感じた段階で 警察へ相談してください。
同じことが繰り返されるまで 待つ必要はありません。
今まさに後をつけられている、 自宅前に相手がいる、 暴力や脅迫を受けているなど、 緊急の場合は110番です。
緊急ではないものの、 ストーカーに当たるか分からない、 過去の被害や今後の安全対策を相談したい場合は、 最寄りの警察署または#9110へ相談します。
相談できます。
相手が誰か分からないこと自体が 危険な場合があります。
自分で相手を確認しようとせず、 現れた日時、場所、外見、服装、 車両、行動など、 分かる範囲を伝えてください。
相談できます。
記録がある場合は持参しますが、 記録が十分でないことを理由に 相談を遅らせないでください。
覚えている日時や場所、 相手との関係、 最も不安なことを伝えましょう。
できません。
逮捕や犯罪捜査は、 法令に基づいて警察などが行います。
探偵は、契約した範囲で行動を確認し、 結果を依頼者へ報告する民間事業者です。
探偵から相手へ連絡することと、 警察による警告や禁止命令等は別です。
探偵からの接触によって相手が刺激され、 危険が高まる可能性もあります。
相手への警告が必要な場合は、 警察や弁護士へ相談してください。
適法な範囲で、 繰り返し現れる人物について、 特定につながる情報の確認を 相談できる場合があります。
ただし、必ず氏名や住所が 分かるとは限りません。
安全を優先し、 探偵へ依頼する前に警察へ相談しましょう。
すぐに削除せず、 着信履歴、メール、 SNSのメッセージ、 手紙などを保存しましょう。
画面を保存するときは、 相手のアカウント名、日時、 前後の内容が分かるようにします。
ただし、証拠を増やすために 返信を続けるべきかは、 警察へ相談してください。
相手を自分で探したり、 問い詰めたりせず、 警察へ相談してください。
2025年12月30日から、 紛失防止タグを使った位置情報の無断取得や、 タグをひそかに取り付ける行為なども 規制対象へ追加されています。
危険を伴うため避けてください。
相手に気づかれたり、 人気のない場所へ誘導されたり、 交通事故につながったりする 可能性があります。
特定の対応が必ず行われると 保証することはできません。
警察が、被害内容、危険性、 報告書、そのほかの記録などを確認して、 必要な対応を判断します。
信頼できる担当者へ被害を伝え、 予定や連絡先を相手へ教えないよう 協力を求める方法があります。
2025年12月30日から、 勤務先や学校も、 ストーカー被害者への援助に協力する 主体として加わっています。
ストーカーやDVなどの被害者を守るため、 市区町村では、 加害者からの住民票の写し等の交付請求を 制限する支援措置が行われています。
利用条件や手続きについて、 警察と市区町村へ相談してください。
参考にした公的情報
この記事は、警察庁や 国民生活センターが公開している情報を確認し、 トレタン運営事務局が 一般の方にも読みやすい言葉でまとめています。
- 警察庁「ストーカーとは」
- 警察庁「被害に悩むあなたへ」
- 警察庁「ストーカー規制法が改正されました」
- 警察庁「ストーカー被害の相談窓口」
- 警察庁「相談窓口・支援制度」
- 警察庁「探偵業について」
- 国民生活センター「探偵業者や興信所を選ぶ際の注意」
公的情報の最終確認日:2026年7月24日
この記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の事案について法律上の判断をするものではありません。調査方法や結果の利用に不安がある場合は、警察や弁護士などへ相談してください。
TORETANは探偵事務所の情報を掲載する検索サイトであり、調査品質や結果を保証するものではありません。また、契約や調査の仲介は行っていません。
まとめ
ストーカーやつきまといの被害では、 相手の特定や証拠集めよりも、 まず被害を受けている方と 家族の安全を守ることが大切です。
今まさに危険がある場合は110番、 緊急ではないものの不安がある場合は、 最寄りの警察署または #9110へ相談してください。
警察へ伝える内容は、 次のとおりです。
- 被害が始まった時期
- 被害の日時と場所
- 相手との関係
- 相手が誰か分かるか
- 暴力や脅迫の有無
- 自宅や勤務先への接触
- 家族への接触
- GPS機器やタグが疑われる状況
- 保存しているメッセージや写真
- 相手の過去の暴力
- 最も不安なこと
探偵へ相談できる可能性がある内容は、 次のとおりです。
- 被害状況の時系列整理
- 繰り返し現れる人物の記録
- 人物の特定につながる情報の確認
- 待ち伏せやつきまといの状況確認
- 写真や時系列を含む報告書の作成
- 警察や弁護士へ説明する資料の整理
一方、探偵には 次のことはできません。
- 逮捕
- 犯罪捜査
- 法的な警告
- 禁止命令
- 公的な安全確保
- 違法な個人情報の取得
- 被害が止まることの保証
- 警察が必ず動くことの保証
探偵へ依頼する場合も、 相手へ直接接触しないこと、 危険が生じた場合の中止条件、 警察へ通報する条件、 料金の上限、 被害者情報の管理方法を 契約前に確認しましょう。
ストーカーやつきまといで不安を感じたときは、 証拠が完璧にそろうまで待たず、 まず警察へ相談してください。 探偵への依頼は、 安全を守るための警察対応を妨げない範囲で、 必要な事実確認を補う方法として 考えることが大切です。
TORETAN(トレタン)では、 全国の探偵事務所・興信所を、 都道府県や市区町村から探せます。
ストーカーやつきまといについて 探偵へ相談する場合は、 先に警察へ相談し、 現在の危険性、 確認したい事実、 相手へ接触してはいけないことを 伝えましょう。
複数の事務所を比べる場合は、 料金だけでなく、 次の内容を確認してください。
- 警察への相談を優先しているか
- 相手へ直接接触しないか
- 相手を挑発しないか
- 違法な調査を行わないか
- 危険が生じた場合の対応
- 調査を中止する条件
- 警察へ通報する条件
- 料金の内訳
- 支払い上限
- 報告書の内容
- 被害者情報の管理方法
- 調査資料の削除方法
今まさに危険がある場合は、 探偵事務所を探す前に 110番通報をしてください。
全国の探偵事務所・興信所を探す



紛失防止タグは便利な機器ですが、 本人の承諾なく位置情報を確認する目的で 使われることがあります。
身に覚えのない機器や通知が見つかった場合は、 相手を自分で探したり、 問い詰めたりする前に 警察へ相談してください。
「確かな証拠がそろってから相談しよう」と待たず、 不安を感じた段階で相談することが大切です。